この記事の情報は2026年9月25日時点のものです。Googleのヘルプや法令の運用は変わることがあるため、3か月ごとに見直します。Googleのヘルプでは「クチコミ」と書かれていますが、この記事では引用を除いて「口コミ」と書きます。
お店が通常の違反報告でGoogleに口コミの削除を求める場合、判断基準はGoogleのポリシーに違反しているかどうかです。評価が低い、内容に納得できないというだけでは削除理由にならず、Google自身もその理由だけで報告しないよう求めています。
権利の侵害が疑われる場合には、違反報告とは別に法的な手段があります。お店のオーナーが他人の口コミを自分で消すことはできず、お店が自分でできるのはGoogleへの報告(無料)と1回限りの再審査請求です。法律に基づく削除の申し立てや裁判所の手続きは、弁護士に相談する領域です。
投稿した本人が自分の口コミを消したい場合は、記事の後半の手順をご覧ください。
| 口コミの状態 | Googleへの報告で削除される可能性 | まずやること |
|---|---|---|
| 個人情報の書き込み、脅し・晒し、差別的な中傷、わいせつな表現 | ある(ポリシーで禁止されている内容) | 当てはまる理由を選んで報告する |
| お店と関係のない内容、宣伝、意味のない文字の羅列、同じ内容の繰り返し | ある(関連性のないコンテンツ・宣伝・不明確なコンテンツ等) | 報告する |
| 競合店や元従業員など、利害関係のある人の投稿 | ある(利益相反は禁止)。ただし、お店の側から証明するのは難しい | 報告する。根拠になる事実を記録しておく |
| 低評価・厳しい意見(実際の体験に基づくもの) | 低い(ポリシー違反ではないため) | 返信と改善 |
| 事実と違う、お店の名誉を傷つける内容 | 報告の理由になる場合はある。事実かどうかをGoogleがどう判断するかは公開されていない | 記録を残し、報告する。法的な手段は弁護士に相談する |
出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィール上の不適切なクチコミを報告する」https://support.google.com/business/answer/4596773?hl=ja /「禁止または制限されているコンテンツ - マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー」https://support.google.com/contributionpolicy/answer/7400114?hl=ja (いずれも2026-09-25確認)。「削除される可能性」の列は、ポリシーの記述をもとに当社が整理したもので、Googleが個別の口コミについて示した判断ではありません。
Googleが削除する口コミ・削除しない口コミ
削除の基準はポリシー違反かどうか
Googleのヘルプには、次のように書かれています。
どのクチコミでも報告できますが、削除の対象となるのは Google のポリシーに違反しているクチコミのみです。
内容に不満がある、気に入らないという理由だけで、クチコミを報告することはしないでください。Google は、事業者とユーザー間の紛争には関与しません。
つまり、報告の画面で問われているのは「お店にとって困る口コミかどうか」ではなく、「Googleのポリシーのどれに違反しているか」です。お店とお客様の言い分が食い違っていても、Googleはどちらが正しいかを裁く立場をとっていません。
同じページには、次の一文もあります。
否定的なクチコミは改善できる側面を示している場合があり、必ずしもサービスの質の低さを示しているとは限りません。
出典:https://support.google.com/business/answer/4596773?hl=ja (2026-09-25確認)
禁止されている内容と、お店の口コミで起きやすい場面
Googleマップの投稿のポリシーには、禁止または制限されている内容が項目ごとに並んでいます。そのうち、お店の口コミで問題になりやすいものを抜き出しました。項目名と説明はポリシーの表記、右の列は当社が整理した「起きやすい場面」です。
| ポリシーの項目名 | ポリシーの説明(抜粋) | お店の口コミで起きやすい場面 |
|---|---|---|
| 虚偽のエンゲージメント | 実体験に基づいていないコンテンツ/1人のユーザーによって、またはそのユーザーの依頼により、複数のアカウントから投稿されたコンテンツ | 来店していないと思われる人の投稿、同じ人が別名で繰り返し投稿している |
| 評価の操作 | 利益相反に基づくコンテンツ(現在または過去の雇用関係、業界の競合他社、家族関係など) | 元従業員や競合店の関係者と思われる投稿 |
| 個人情報 | 本人の同意なく個人情報を配信または投稿すること | 私的な連絡先や非公開の個人情報などが書かれている。氏名・顔写真については、公開状況やポリシー上の例外も確かめる(下記) |
| ハラスメント | 具体的な脅迫を含むコンテンツ、晒し行為 | 特定のスタッフへの脅し、個人を晒す書き込み |
| ヘイトスピーチ | 保護対象の特性に基づいて、個人や集団を非人間的に扱ったり、侮蔑または中傷したりするコンテンツ | 国籍・障がい・性別などを理由にした中傷 |
| 不適切なコンテンツ | 意図的な挑発が明らかなコンテンツ/非倫理的な行動や犯罪行為に関する根拠のない主張 | 「この店は違法なことをしている」など、根拠を示さない決めつけ |
| わいせつ、冒とく的な表現 | 冒とく的またはわいせつな表現を使用して、他のユーザーを不快にさせる、または批判を強調するコンテンツ | 汚い言葉を並べた書き込み |
| 関連性のないコンテンツ | 一般的、政治的、社会的な論評や個人的な不満が含まれるコンテンツ | お店での体験と関係のない主張、別の店と取り違えている |
| 宣伝と勧誘 | 宣伝または営利目的のコンテンツ/メールアドレス、電話番号、ソーシャル メディアのリンク、他のウェブサイトへのリンクをクチコミに含める行為 | 他店や他サービスへの誘導が書かれている |
| 不明確なコンテンツ、繰り返し投稿されたコンテンツ | 文字の羅列など、言語に関係なく意味を持たないコンテンツ/同じコンテンツを複数回投稿すること | 意味のない文字列、同じ文の連投 |
個人情報の項目には例外があります。ポリシーでは、ビジネスに関する連絡先情報(電話番号、メールアドレス、ソーシャル メディアのハンドルネーム)の投稿は許可されています。個人の氏名も、よく知られた事業体や宣伝されている事業体の名称に含まれている場合や、医師・弁護士など自身の名前で開業している専門家、氏名とその場所との職業上のつながりがすでに公になっている役員などの場合は許可されています。お店の代表者や院長の名前が書かれているだけでは、個人情報の違反に当たらない場合があります。
このほかに、なりすまし、誤った情報、不実表示、性的描写が露骨なコンテンツ、暴力的または残虐なコンテンツなどの項目があります。全体はポリシーの本文で確かめてください。
出典:https://support.google.com/contributionpolicy/answer/7400114?hl=ja (2026-09-25確認)
削除されにくい口コミ
ポリシーには、次の一文があります。
不快な体験でも、節度や尊敬の念を持って表現しているコンテンツは許可されます。
そのため、次のような口コミは、それだけでは削除の理由になりにくいと考えられます。
- 実際に来店した人の、料金・待ち時間・接客への不満
- 星1つだけで、本文のない評価
- 味や仕上がりなど、好みによる評価
星だけの評価や厳しい意見に困っている場合は、報告よりも、後の章の「消えない口コミへの向き合い方」が先の手になります。
Googleに削除を依頼する手順(無料)
ビジネス プロフィールから報告する
お店は、自分のビジネス プロフィールから口コミを報告できます。Googleのヘルプに書かれている手順は次のとおりです。
- ビジネス プロフィールに移動する
- [クチコミを読む]を選ぶ
- 報告するクチコミの横にある[報告]を選ぶ
- 報告する理由を選ぶ(例:[スパム]、[冒とく的な表現])
- [報告を送信]を選ぶ
ヘルプには「クチコミの評価には通常数日かかります」とあります。何日で結果が出るかの約束ではありません。
理由の選択肢の名前は、画面によってポリシーの項目名と同じとは限りません。前の章の表で、どの項目に当たるかを先に考えてから選ぶと迷いにくくなります。
出典:https://support.google.com/business/answer/4596773?hl=ja (2026-09-25確認)
クチコミ管理ツールで状況を確かめる
報告した口コミがどうなったかは、Googleの「クチコミ管理ツール」で確かめられます。ここから新しく報告することもできます。ステータスは次の3種類です。
| ステータス | 意味(ヘルプの説明) |
|---|---|
| 判定待ち | クチコミが報告されていますが、まだ審査されていません |
| 審査完了 - ポリシー違反なし | クチコミが審査され、ポリシー違反が見つかりませんでした |
| エスカレーション済み - メールで最新情報をご確認ください | 再審査請求がエスカレーションされました。最終的な決定はメールでお知らせします |
クチコミ管理ツールは、ヘルプの「ビジネス プロフィール上の不適切なクチコミを報告する」のページにあるリンクから開けます。
出典:https://support.google.com/business/answer/4596773?hl=ja (2026-09-25確認)
「ポリシー違反なし」になったら:1回限りの再審査請求
報告した口コミが削除に当たらないと判断された場合、ヘルプには「1 回限りの再審査請求を送信できます」とあります。手順の要点は次のとおりです。
- クチコミ管理ツールでお店を選ぶ
- [報告したクチコミのステータスと再審査請求の方法を確認したい]に進む
- 下部の[条件を満たしているクチコミに対して再審査を請求]を選ぶ
- 再審査を請求する口コミを選ぶ(ヘルプには「選択できるクチコミは 10 件までです」とあります)
- 新しいタブのフォームに入力して送信する
再審査請求がエスカレーションされると、ステータスは「エスカレーション済み - メールで最新情報をご確認ください」になり、最終的な結果はメールで届きます。ヘルプによると、ポリシーに違反していれば削除され、違反していなければ公開されたままです。
再審査は1回限りなので、送る前に次の3つを書き出しておくと、フォームに書く内容がぶれにくくなります。
- ポリシーのどの項目に当たると考えるか(項目名)
- 口コミのどの部分がそれに当たるか
- そう考える根拠になる事実(例:その日は休業日だった、該当するスタッフはいない)
出典:https://support.google.com/business/answer/4596773?hl=ja (2026-09-25確認)
報告の前に保存しておくもの
報告して口コミが削除されると、元の文面は見られなくなります。ヘルプには、ポリシー違反で削除された口コミは復元されないとも書かれています。後で弁護士に相談することになった場合に備えて、報告の前に次のものを残しておきます。
- 口コミの画面のスクリーンショット(投稿者名・日付・本文・評価が写るように)
- 口コミへのリンク(ヘルプの「ユーザーからのクチコミへのリンクを取得する」の手順で取得できます)
- 保存した日時
- 関係する事実の記録(予約の有無、その日の営業状況など)
出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ユーザーからのクチコミを管理する」https://support.google.com/business/answer/3474050?hl=ja /「クチコミが表示されない場合、クチコミの表示が遅れる場合について」https://support.google.com/business/answer/10313341?hl=ja (いずれも2026-09-25確認)
低評価の口コミと引き換えにお金を求められたとき
低評価の口コミが急に増え、その削除と引き換えにお金などを求められる手口について、Googleは専用の報告フォームを用意しています。ヘルプには次のように書かれています。
悪意のあるユーザーとやり取りしたり、そのようなユーザーに金銭を支払ったりしないでください。こうした対応はさらなる要求につながる場合があるだけでなく、クチコミの削除も保証されません。
ヘルプは、連絡の内容・要求・不審な口コミへのリンクなどの証拠を早めに集め、フォームで報告するよう求めています。お金を要求されている場合は、警察への相談も考えてください。
出典:Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールでの否定的なクチコミによる恐喝詐欺を報告する」https://support.google.com/business/answer/16404809?hl=ja (2026-09-25確認)
法的な手段(入口だけ)
ここからは法律が関わる手段です。当社は法律事務を扱う立場になく、個別の口コミが名誉毀損などに当たるかを判断することはできません。この章は「どんな入口があるか」だけを示します。
Googleへの法律に基づく削除リクエスト
Googleは、ポリシー違反の報告とは別に、法律に違反している、または権利を侵害していると思われるコンテンツについて、法的な理由による削除リクエストを受け付けています。ヘルプには次のように書かれています。
Google ではそのコンテンツを審査にかけ、コンテンツへのアクセスをブロック、制限、または削除するかどうかを検討します。
同じページで、Googleは受け取った法的な通知の写しを、外部の調査プロジェクト(Lumen)に送り、公開することがあると説明しています。送信者の個人の連絡先情報は削除されるとされていますが、申し立ての内容が公開される可能性がある点は、送る前に知っておきたいところです。
Googleマップの口コミについて、この窓口でどの画面をどう選ぶかは、当社では確かめきれていません。送る前にリクエスト作成の画面で、対象のサービスと理由の選択肢を確認してください。
出典:Google 法的なヘルプ「法的な理由でコンテンツを報告する」https://support.google.com/legal/answer/3110420?hl=ja (2026-09-25確認)
裁判所の手続きと、投稿者を知る手続き
Googleへの違反報告とは別に、裁判所の手続きで削除を求める方法や、投稿した人の情報の開示を求める方法があります。
開示の手続きは、情報流通プラットフォーム対処法(正式名称「特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律」、旧プロバイダ責任制限法)に定められています。総務省は、この法律が発信者情報の開示を請求する権利と、「発信者情報開示命令事件」に関する裁判手続を定めていると説明しています。
開示は、低い評価を付けられたというだけで認められるものではありません。この法律の第5条では、開示を請求できるのは、その投稿によって権利が侵害されたことが明らかであるときで、かつ、損害賠償の請求のために必要な場合など、開示を受けるべき正当な理由があるとき、などとされています。
Googleへの報告や再審査を先に終えることは、弁護士に相談するための前提ではありません。通信の記録がいつまで残っているかは分からないため、脅しや重大な中傷など被害が重いと感じる場合は、報告と並行して早めに相談してください。
どの手続きを使うか、費用や期間がどれくらいかは、事案によって大きく違います。この記事では費用・期間・成功率の数字を出しません。根拠のある数字を示せないためです。弁護士に相談して確かめてください。
出典:総務省「インターネット上の違法・有害情報に対する対応(情報流通プラットフォーム対処法)」https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/ihoyugai.html /e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/413AC0000000137 (いずれも2026-09-25確認)
情報流通プラットフォーム対処法の「大規模事業者の義務」とGoogleマップ
この法律は2025年4月1日から、総務省が指定した大規模なプラットフォーム事業者に、削除の申出への迅速な対応や削除基準の公表などを義務づけています。これは前の節の発信者情報の開示とは別の仕組みです。
総務省の指定一覧で、Google LLCの(参考)サービス名は「YouTube」、届け出られた削除申出窓口もYouTubeのヘルプです(2026-09-25確認)。Googleマップの口コミがこの義務の対象になるかは、当社では確かめられていません。
出典:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/ihoyugai.html /総務省「削除申出窓口及び削除基準」一覧 https://www.soumu.go.jp/main_content/001031570.pdf (いずれも2026-09-25確認)
どこに相談するか
- 弁護士:口コミが違法かどうかの判断、Googleへの法的な請求、裁判所の手続きの代理を頼める相手です。
- 違法・有害情報相談センター:総務省の支援事業の相談窓口で、総務省のページでは「サイト管理者等への削除依頼の方法等に関する相談を受け付けています」と案内されています。相談はWebフォームのみです(https://ihaho.jp/)。
- 法務省のインターネット人権相談受付窓口:名誉毀損やプライバシー侵害などの相談を受け付けています(https://www.jinken.go.jp/)。お店(事業者)としての相談が対象になるかは、窓口で確かめてください。
出典:総務省 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/ihoyugai.html /法務省「インターネット人権相談受付窓口」https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken113.html (いずれも2026-09-25確認)
削除代行業者に頼む前に確かめること
「低評価の口コミを消します」「非表示にします」という営業を受けることがあります。頼む前に、次のことを知っておいてください。
業者はGoogleの削除判断を保証できない
違反報告で口コミを削除するかどうかは、Googleが審査して判断します。法的な手段をとる場合も、結果は手続きの中で判断されるもので、業者が決められるものではありません。Googleへのポリシー違反の報告と再審査請求は、お店が自分で、無料で行えます。
「必ず消せる」と言われたときは、何を根拠にしているのかを聞いてみてください。削除するかどうかはGoogleが審査して決めるため、Google以外の者がその結果を前もって約束することはできません。
弁護士法72条との関係
弁護士法72条は、弁護士または弁護士法人でない者が、報酬を得る目的で、法律事件について代理などの法律事務を扱うことを業とすることを禁じています(この法律や他の法律に別段の定めがある場合を除く)。
弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。
どのような行為がこれに当たるかは、個別の事情で判断されます。サービスの名称が「報告の代行」「非表示サービス」であっても、実際に何を扱うかによって判断されます。また、Googleへの再審査請求は、Googleの社内手続きで、条文にある「再審査請求等行政庁に対する不服申立事件」とは別のものです。「Googleへの報告の手伝いだから問題ない」と言い切れるわけではありません。当社は特定の業者やサービスがこれに当たるかを判断しません。業者に頼む前には、次の点を確かめておくと判断の材料になります。
- 業者が実際に何をするのか(Googleへの報告の手伝いだけか、削除を求める法的な請求までするのか)
- 法的な請求をする場合、弁護士が依頼を受けるのか
- 費用がいつ、何に対して発生するのか
- ビジネス プロフィールの権限を渡す必要があるか。渡す場合も、オーナー権限はお店に残す(権限の考え方はMEO対策とはの「オーナー権限は渡さない」で扱っています)
出典:e-Gov法令検索「弁護士法」(昭和二十四年法律第二百五号)第七十二条 https://laws.e-gov.go.jp/law/324AC1000000205 (2026-09-25確認)
やってはいけない対応
困っているときほど選びやすい対応ですが、どれもGoogleのポリシーや法律に触れるおそれがあります。
| 対応 | 何に触れるおそれがあるか |
|---|---|
| 自分や知人、スタッフで高評価の口コミを書いて、低評価を埋もれさせる | Googleのポリシーは実体験に基づかない投稿や利益相反の投稿を禁止しています。事業者が書いた口コミを第三者の口コミのように見せることは、2023年10月1日からのステルスマーケティング規制(景品表示法)に当たるおそれがあります |
| 割引や返金と引き換えに、口コミの削除や書き換えを頼む | Googleのポリシーは、否定的なクチコミの修正または削除と引き換えにインセンティブを提供することを禁止しています |
| 高評価と引き換えに特典を付けて口コミを依頼する | 同じく、クチコミの投稿と引き換えのインセンティブは禁止されています |
| 投稿者を晒す、脅す、削除を迫って繰り返し連絡する、返信に非公開の個人情報を書く | Googleは、投稿者の個人情報を公開したり、個人的に攻撃したりしないよう求めています(事情を聞くために、お店への連絡をお願いすること自体は、Googleも返信の中で勧めています) |
| 競合店に低評価の口コミを書く | ポリシーは、競合他社の評判を傷つけるコンテンツの投稿を禁止しています |
| 返信で感情的に反論する | 返信もGoogleのポリシーの対象で、ほかのお客様が読みます |
口コミを正しく増やす方法と、ステルスマーケティング規制の線引きは、別の記事「Google口コミを増やす正しい方法」(準備中)で詳しく扱います。
出典:https://support.google.com/contributionpolicy/answer/7400114?hl=ja /Google ビジネス プロフィール ヘルプ「クチコミを増やすためのヒント」https://support.google.com/business/answer/3474122?hl=ja /消費者庁「ステルスマーケティング」https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/stealth_marketing/ (いずれも2026-09-25確認)
消えない口コミへの向き合い方(お店ができること)
報告しても消えなかった口コミは、これからもお店のプロフィールに残ります。お店ができることは、その周りを整えることです。
返信で事実を落ち着いて伝える
口コミの下には、お店の返信が表示されます。Googleのヘルプによると、返信が公開されると投稿者に通知が届き、投稿者は返信を読んだ後でも口コミを変更できます。
Googleは、否定的な口コミへの返信について、ミスには誠意をもって対応し、自分たちに非がないことは責任を負わずに、対応できることとできないことを説明するよう勧めています。
事実と違う点がある場合も、相手を責めるより、確認できた事実とお店の対応を短く書くほうが、ほかのお客様には伝わります。場面ごとの書き方は、別の記事「Google口コミの返信例文」(準備中)で扱います。
出典:https://support.google.com/business/answer/3474050?hl=ja /https://support.google.com/business/answer/3474122?hl=ja (いずれも2026-09-25確認)
原因が情報の誤りなら、先に直す
「行ったら閉まっていた」「電話がつながらない」という口コミは、プロフィールの営業時間や電話番号の誤りが原因のこともあります。祝日や年末年始の特別営業時間が入っていない、移転前の電話番号が残っている、といった点を確かめて直します。点検の手順は、MEO対策を自分でやる手順で表にしています。
実際のお客様に、正しく口コミをお願いする
Googleは、Googleのリンクや QR コードで口コミの投稿をお願いすることを認めています。一方で、特典と引き換えの依頼や、高い評価をくれそうな人だけを選んで頼むことは禁止しています。
口コミ全体の件数が増えれば、1件の低評価が全体の中で占める割合は小さくなります。
口コミの受付を止めることはできるか
お店の側で口コミの受付を止める設定は、今回確認したGoogleのヘルプには見当たりませんでした。ヘルプには、ビジネス オーナーを保護するため、Googleが特定のプロフィールや業種で口コミなどの投稿を一時的に無効にすることがある、と書かれています。これはGoogleの側の措置です。
出典:https://support.google.com/business/answer/10313341?hl=ja (2026-09-25確認)
初めて見る人の目で読み直す
気になっている低評価の口コミを、削除を依頼する立場ではなく、初めてお店を探している人として読んでみてください。
その人は、その1件と、その下にある返信と、ほかの口コミを並べて読みます。
そう読んだとき、削除や相談を進める必要がある部分と、返信や情報の修正で対応できる部分は、それぞれどこでしょうか。
投稿した本人が、自分の口コミを消したい場合
自分で書いた口コミは、本人がいつでも編集・削除できます。Googleマップのヘルプに書かれているパソコンでの手順は次のとおりです。
- パソコンで Google マップを開く
- 左上のメニュー アイコンを選ぶ
- [自分の投稿]→[クチコミ]の順に選ぶ
- 編集または削除する口コミの横にあるその他アイコンを選ぶ
- [クチコミを編集]または[クチコミを削除]を選び、指示に沿って進める
スマートフォンのアプリでは画面の並びが違います。同じヘルプページで、Android・iPhone と iPad の手順に切り替えて確認してください。
お店の側から投稿者に削除や書き換えをお願いする場合も、割引や返金などの見返りと引き換えにすることは、Googleのポリシーで禁止されています。
出典:Google マップ ヘルプ「Google マップでクチコミと評価を追加、編集、削除する」https://support.google.com/maps/answer/6230175?hl=ja (2026-09-25確認)
よくある質問
削除依頼の結果はどれくらいで出ますか?
Googleのヘルプには「クチコミの評価には通常数日かかります」とあります。期間の約束ではありません。状況はクチコミ管理ツールで確かめられます。
何回でも報告できますか?
「審査完了 - ポリシー違反なし」と判断された口コミについて、再審査請求はヘルプ上「1 回限り」です。再審査請求がエスカレーションされると、クチコミ管理ツールに「エスカレーション済み - メールで最新情報をご確認ください」というステータスが表示されます。最終的な結果はメールで確かめます。
お店のオーナーが自分で口コミを消せますか?
できません。Googleマップのヘルプには、他のユーザーの口コミを直接削除することはできず、報告して Google に削除をリクエストできる、と書かれています。お店が自分で消せるのは、自分の返信です。
投稿した人を特定できますか?
Googleへの報告は、口コミの削除を求めるための手続きで、投稿した人の情報を知るための手続きではありません。投稿者の情報の開示を求めるには、法律に基づく手続きが必要です。弁護士に相談してください。
正しい口コミまで消えてしまうことはありますか?
Googleは、スパムを自動で検出して削除する仕組みについて、「正当なクチコミを削除してしまうこともあります」と書いています。心当たりのない削除があった場合は、Googleのサポートへの問い合わせが案内されています。
ちずダスに頼めば口コミを削除してもらえますか?
いいえ。ちずダスは口コミの削除の依頼を代わりに行うことはなく、削除を約束することもありません。口コミへの返信も代行していません。
まとめ
- お店が通常の違反報告で削除を求める場合、判断基準はGoogleのポリシー違反です。低評価や不満だけでは削除理由になりません。権利侵害が疑われる場合には、別に法的な手段があります。
- お店ができるのは、ビジネス プロフィールやクチコミ管理ツールからの報告と、1回限りの再審査請求です。報告の前に、画面とリンクを保存しておきます。
- 法律に基づく削除の申し立てや投稿者の開示は、弁護士に相談する領域です。削除を約束する業者には、何をするのかを確かめてから判断します。
- 消えない口コミの周りは、返信、情報の修正、実際のお客様への正しい依頼で整えられます。
出典一覧
すべて2026-09-25に開いて、引用した文言がページにあることを確認しました。
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィール上の不適切なクチコミを報告する」 使った箇所:削除の基準、不満だけで報告しない旨、報告の手順、「通常数日」、クチコミ管理ツールのステータス、1回限りの再審査請求と10件まで、スパムの自動検出
- 「禁止または制限されているコンテンツ - マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー」 使った箇所:禁止内容の表、個人情報の例外(ビジネスの連絡先・事業体名や専門家の氏名等)、利益相反、節度ある不満は許可、インセンティブの禁止、競合の評判を傷つける投稿の禁止
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ユーザーからのクチコミを管理する」 使った箇所:返信の通知と投稿者による変更、口コミへのリンクの取得
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「クチコミを増やすためのヒント」 使った箇所:引き換えの特典の禁止、否定的な口コミへの返信の考え方、投稿者の個人情報を公開しない
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「クチコミが表示されない場合、クチコミの表示が遅れる場合について」 使った箇所:削除された口コミは復元されない、Googleが一時的に投稿を無効にすることがある
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ「ビジネス プロフィールでの否定的なクチコミによる恐喝詐欺を報告する」 使った箇所:恐喝への対応と専用フォーム
- Google 法的なヘルプ「法的な理由でコンテンツを報告する」 使った箇所:法的な削除リクエスト、Lumenへの送付
- Google マップ ヘルプ「Google マップでクチコミと評価を追加、編集、削除する」 使った箇所:自分の口コミの編集・削除、他人の口コミは直接削除できない
- 総務省「インターネット上の違法・有害情報に対する対応(情報流通プラットフォーム対処法)」 使った箇所:法律の概要、発信者情報開示、大規模事業者の指定一覧、違法・有害情報相談センター
- 総務省「削除申出窓口及び削除基準」一覧(PDF) 使った箇所:Google LLCの届出窓口がYouTubeのヘルプであること
- e-Gov法令検索「特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律」 使った箇所:法律の正式名称、第5条(発信者情報の開示請求の要件)
- e-Gov法令検索「弁護士法」第七十二条 使った箇所:条文の引用
- 消費者庁「ステルスマーケティング」 使った箇所:2023年10月1日からの規制
- 違法・有害情報相談センター 使った箇所:相談窓口の案内
- 法務省「インターネット人権相談受付窓口」 使った箇所:相談窓口の案内
- 法務省「インターネット人権相談受付窓口」(受付サイト) 使った箇所:相談窓口の案内
- ちずダス 無料診断 使った箇所:6項目、約5営業日、必須入力、保証しない旨
- ちずダス 料金 使った箇所:「投稿・返信の代行は含みません」